Webシステム開発とは?基本知識から仕組み、開発会社に依頼するときのポイント

記事の監修者について
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株式会社企ての樹 代表取締役 佐藤 駿
略歴:エンジニアの個人事業として活動後、(株)企ての樹を設立。 個人事業主時代の経験を活かし、業務改善の目標整理から、必要なシステムの提案、要件定義、開発と一気通貫した支援を行っている。
担当実績:ポスティング配達スケージュール最適化システム|顧客体験設計・PM 人材紹介イベントサイト|企画・PM・コーディング 家事代行基幹システム|企画・設計・PM タスク管理システム|設計・PM
得意領域:基幹システム(ERP)の設計。業務整理→改善施策立案。運用しやすい顧客体験設計。 5~10名規模、半年前後のPM。
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「技術的な知識がないので、相談しても理解されないんじゃないか」
「一体システム開発って何を指すの?」
こうしたお悩みは少なくないでしょう。「Webシステム開発」に関しても、どのようなシステムがWebシステムに該当し、どんな開発が行えるのか、依頼の際にはどのような手続きが必要なのかが理解できずに、依頼に踏み切れていないことがあるかもしれません。
そこで、この記事ではそうしたお悩みを、Webシステム開発を専門に手がける当社の視点から解決します。
本記事では、Webシステム開発とは何か、Webシステムのメリットや仕組み、可能なことについて解説します。5分ほどで読み終えることができ、お悩みが劇的に改善される可能性が高いので、まずはご一読をおすすめします。
そもそもWebシステム開発って何?
Webシステムは、Web経由でサーバー上に構築されたアプリケーションやサービスを利用する形態のシステムの一例です。SaaS型業務システムやマッチングサイト・ポータルサイトなどがこれに該当します。Webブラウザ(たとえばSafariやGoogle Chrome)を立ち上げて使用するのが特徴的です。
Webシステムの開発は、これらのWebシステムを構築するプロセスです。必要な機能をプログラミング言語を使用して実装し、ユーザーが使いやすいように調整します。
Webシステムを使うとどのようなメリットがあるのか?
デスクトップにインストールして使用するタイプのソフトウェアのケースでは、ユーザーはアプリを開いてアップデートの有無を確認し、手動でアップデートを実行する必要があります。対照的に、Webシステムではサーバーサイドにプログラムが存在するため、クライアント(ユーザー端末)の影響を受けずにメンテナンスやアップデートを行えます。
さらに、Webシステムは利用者や地域の制限を柔軟にかけることができ、それらの制限を容易に解除できる利点があります。このため、関東エリアでWebシステムの利用を開始し、好結果を確認した後に、利用可能な地域を段階的に広げていくことが可能です。
WebシステムとWebアプリケーションの違いとは?
特定の目的を達成するために開発されたソフトウェアを指すのが、Webアプリケーションです。代表的なWebアプリケーションには以下のようなものがあります。
- オンラインショッピングサイト(Amazon, eBay)
- ソーシャルメディア(Facebook, Twitter)
- ブログプラットフォーム(WordPress, Blogger)
- Webメールサービス(Gmail, Yahoo! Mail)
- クラウドストレージサービス(Dropbox, Google Drive)
- オンラインコミュニケーションツール(Slack, Zoom)
- ニュースポータル(CNN, BBC)
- 動画共有プラットフォーム(YouTube, Vimeo)
- 音楽ストリーミングサービス(Spotify, Apple Music)
- オンライン教育プラットフォーム(Coursera, Udemy)
Webシステムはこれらのアプリケーションを実行するための全体的な仕組みを指します。
Webシステムの仕組み
Webシステムの動作は以下の3つの段階に分かれています。
- ユーザーが使用しているデバイス(パソコンやスマートフォンなどのクライアント)がサーバーに対してリクエストを送信します。
- サーバーはリクエストに応じたデータを取得し、それをクライアントに対してレスポンスとして返します。
- クライアントはサーバーからのレスポンスを受け取り、それをブラウザ上で表示します。
具体例として、Yahoo! Japanのトップページを閲覧する場合を考えてみましょう。
1.ブラウザに「https://www.yahoo.co.jp/」を入力すると、クライアントから Yahoo! Japanのサーバーへリクエストが送られます。
2.Yahoo! Japanのサーバーはロゴの画像や表示される文章、色合い、表示位置の情報などを取得し、これをクライアントに返信します。
3.最終的に、クライアントのブラウザにYahoo! Japanのトップページが表示されます。
なお、サーバーは通常、企業が自社で管理するか、専門の業者に管理を委託するかの2つのオプションが存在します。サーバー本体の価格が高額であるため、購入が難しい企業もあります。そのような場合、クラウドサーバーを利用することが一般的です。クラウドサーバーは、サービスを提供している企業が所有するサーバーの一部を借り受けるサービスです。
クライアントとは?
クライアントとは、ユーザーがWebシステムを利用するためのデバイス(例: コンピューターやスマートフォン)を指す用語です。
具体的なコンピュータを指し示す場合は、「クライアントコンピュータ」「クライアントマシン」「クライアント機」などと呼ばれ、ソフトウェアを指す場合は「クライアントソフト」「クライアントソフトウェア」「クライアントプログラム」と呼ばれます。(引用:IT用語辞典 e-Words)
サーバーとは?
サーバーはクライアントのリクエストを処理するサービス提供側の端末を指します。これは、大量のアクセスを処理するためにクライアントのパソコンやスマートフォンと比べて高性能なものです。WebサイトやWebサービスの提供側におけるサーバーは、一般的にWebサーバーと呼ばれます。WebサーバーはWebシステムの一部です。
たとえば、ユーザーがAmazonのサイトにアクセスする場合、ブラウザを利用してサーバーにリクエストを送ります。サーバーはそのリクエストに対応するデータを生成し、クライアントに対して応答を行います。このように、WebサーバーはWebシステムのバックエンド(データベースなど)と通信し、必要なデータを生成してクライアントに応答します。
Webシステム開発でよく使われるプログラミング言語
Webシステム開発において、ブラウザ上でユーザーが見ることができる部分を担当するのがフロントエンドであり、サーバー側の処理を担当するのがバックエンドです。
以下では一般的にWebシステム開発で採用されるフロントエンドおよびバックエンドのプログラミング言語をご紹介します。
フロントエンド
■HTML
Webブラウザでの視覚的な要素やメディア、テキストなどを構築するためのマークアップ言語です。
■CSS
HTMLで構築されたコンテンツのスタイル、配色、配置などを指定するための言語です。
■JavaScript
HTMLやCSSを用いて構築されたWebサイトに対して、動的な要素や機能を追加するプログラミング言語です。
例:スライドショー、対話型ボタンなど
バックエンド
■Ruby
Rubyは「まつもと ゆきひろ(通称:Matz)」さんが開発したプログラミング言語であり、日本で初めて国際標準である「国際電気標準会議(IEC)」で承認されました。
■Java
Javaは200以上ものプログラミング言語の中で古くから利用されています。どんなデバイスでも動作する柔軟性があり、Webシステムだけでなく、企業内の業務システムなどにも広く利用されています。
また、Googleが採用する「Google三大言語(Java、C++、Python)」の一部としても知られています。
■PHP
PHPはWebページの生成に長けたプログラミング言語です。データベースとの統合が簡単で、Webシステムやアプリケーションの開発に広く活用されています。具体的にはお問い合わせフォームやショッピングカート、掲示板、FacebookのようなSNSシステムもPHPで構築されています。
柔軟で広範な利用シーンと高い自由度を持っていますが、同時にバグが発生しやすいという一面もあります。当社にはPHPに深い知識を有するエンジニアが多く、既存のPHPシステムに対するサポートも行っています。
Webシステムでできること
Webシステムを利用することで、以下のような様々なサービスを構築することができます。
- メール配信サービス
- ソーシャルメディアプラットフォーム
- ブログプラットフォーム
- 業務向けのSaaSサービス
- オンライン予約サービス(飲食店やサロンなど)
- ネットバンキングプラットフォーム
- ファイルストレージサービス(データ共有)
- フリーマーケットプラットフォーム
- マッチングサービス
これらはWebシステムが提供する代表的な機能であり、プロジェクトの要件に基づいて機能をカスタマイズし、拡張することも可能です。Web上で新しいサービスを構築したいと考える際には、Webシステムを利用することで多くのアイデアを形にできるでしょう。
Webシステム開発でできること
Webシステム開発では、先述のようなメールサービスやマッチングプラットフォーム、ECサイトなどを構築できます。また、システムに新たな機能を追加することは無制限に可能であり、企業独自のオリジナルなシステムを構築することができます。
たとえば、ECサイトの開発プロジェクトでは、商品閲覧履歴の追跡、「カート落ち」を防ぐための対策、お気に入りアイテムのリストなど、様々なカスタマイズが可能です。
Webシステム開発を委託するときのポイント
- Webシステム開発を外部に依頼する際には、以下の6つに留意することが重要です。
- 目的の明確化: 開発するWebシステムの目的や要件を具体的に定め、依頼を行いましょう。
- 納期の確認: 開発にかかる期間やスケジュールについて確認することが必要です。
- 担当者のスキルセット: 開発チームのスキルや経験などを確認し、アサインされる人材がプロジェクトに適しているか確認しましょう。
- 予算の提示: 開発予算を提示することで、予期せぬトラブルを回避できます。ただし、相場を大きく下回る業者には注意が必要です。
- 品質の保証: 開発の品質を確保するためのテストプロセスや品質保証について確認しましょう。
運用保守についての協議: 開発完了後の運用や保守に関する条件を事前にヒアリングしておくことが重要です。
最初に明確な目的と具体的な要件を確認することで、お互いに満足のいく成果物が得られる可能性が高まります。これらの観点を考慮してWebシステム開発の委託を進めることで、プロジェクトの成功率を向上させることができます。
実際に企ての樹で過去お受けした企業様の依頼事例
例えば企ての樹では過去下記のような企業様からWebシステム開発の依頼を受けています。
①家事代行会社様
<抱えていた課題>
家事代行依頼は電話による対応のため多くに時間を割かなければならない
<ご提案したWebシステム開発内容>
注文フォームの整備、HPのリニューアル
<システム納品後の変化>
注文導線の整備を行い、電話対応にかかる時間が大幅に削減され
本来注力したい事に時間を使えるようになった
②ポスティング会社様
<抱えていた課題>
ポスティングのルートを毎日手動で組まなければならなかった
<ご提案したWebシステム開発内容>
ポスティングルートの自動最適化
<システム納品後の変化>
自動でポスティングルートの作成が行えるようになったためルート作成の時間を削減できた。
また自動でルートの最適化を行うので効率的にポスティングを行えるようになった。
Webシステム開発をするなら企ての樹にお任せください
この記事ではWebシステム開発の概要やメリット、動作原理などについて解説してきました。サービス提供者にとっては、アップデートやメンテナンスがしやすく、利用範囲を柔軟に制御できるという利点があります。
もしWebサイトやECサイトを構築したい。頑丈なサーバーが必要だがランニングコストも削減したいなどのシステム開発においてお悩みやご要望がある場合は、ぜひ企ての樹にお問い合わせください。当社の専門家が親身になってご説明し、最適な提案をいたします。
もちろん、目標がまだ具体的に決まっていない場合でも、ヒアリングを通じて共に進めていくことが可能ですので、お気軽にご相談ください。
まずはお気軽にご相談ください
本記事では、システム開発に関して解説してきました。株式会社企ての樹では、目的の整理と、具体的に盛り込む機能についてなど、設計段階から、開発、保守運用まで一貫してご提案が可能です。ワイヤーの構築段階からご相談頂ける点が強みとなっておりますので、まずはお気軽にご相談から頂ければと思います。
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